片手でハイハットを「チキチキチキチキ」と16分音符で刻みながら、1・3拍目にバスドラム、2・4拍目にスネアを叩くと16ビートの形は完成です。
結構、シンプルですね。できると気持ちいいし、カッコいいですよ。
16ビートのノリは、16分音符の裏の音を口ずさみ感じながら、一番最後の音を1拍目に行く推進力とするように「ンタッンアッ・ンタッンアッ」とやると生まれます。
6つのリズムパターンを16ノリで叩いてみましょう。
片手16ビートの基本形

速いテンポの場合、ハイハットはアップダウン奏法で行うのが一般的ですが、まだ、できなければスティックの先で「チチチチ」と叩いても良いと思います。
ハイハットは、小さめの音量のほうがスマートな感じで心地よいと思います。
裏を歌う

前述したように16ビートのノリは、16分音符の一番最後を1拍目にいく推進力にするように感じながら叩くと生まれます。
バーナード・パーディの教則ビデオが参考になると思います。
裏拍を感じるというのは、例えばバスドラムを「ドン」と叩くときに、裏拍から「アドン」という風に叩くと感じがつかめると思います。
裏を口ずさみながら身体でうねりを出しつつ、いろんなパターンを練習することで、16ビートが体に浸透していくと思います。
16ビートのいろんなパターン
裏に8分音符でも16ビートで

4拍目の裏に、8分音符のバスドラムを入れたパターンです。
8分音符のキックでも、16の裏を感じるように叩きます。
ファンク・ヒップホップ定番その一

ファンク・ヒップホップなどで、良くでてくるパターンです。
16分音符の裏のキック(バスドラム)が初めのうちは難しく感じるかもしれません。
これを基本に様々なバリエーションが作れますので、是非マスターしてください。
ファンク・ヒップホップ定番その二

2拍目の16裏から3拍目の8分音符、4拍目のスネアの後すぐキックと連続で叩くパターンです。
2・3・4拍目の「タッッド・ウンドン・タドンッッ」からド頭の「ドン」をつなげて感じると、16ビートのうねりプラス、さらに大きなうねりが表現できます。
これは2拍目以降、バスドラムが16分音符3つ分の間で連続するので、四つで廻っているところに、三つのアクセントがきて、加速感がつくからだと思います。
また、スネア後すぐのキックは、バスっと止めて、一瞬、沈黙の間をつくるのにも良いです。
ファンク・ヒップホップ定番その三

口ドラムだと「ドンドンタンッド・ッカドッタンッカ」という、オーソドックスなファンク・ヒップホップのパターンです。
特にアップダウン奏法でハイハットを叩くとき、はじめは16分音符の裏のスネアが入れにくく感じると思います。
でも、練習あるのみ。
ファンク・ヒップホップ定番その四

前のパターンのスネア部分をキックにしました。
スネアが2・4拍で気持ちよく落ちながらも、バスドラムの低音がクールに土台をキープしている感じでカッコいいです。
初めのうちは、3拍目のキック二発がうまくできないかもしれませんが、これも練習あるのみです。
二拍目の最後の16分音符裏のキックとセットで「ウドウドドン」と感じるとやりやすいかもしれないです。
これは16分音符分ずらしオモテにすると、「ドンドド」と同じ形になります。
一番最後の16分音符裏のキックからド頭にかけても、キック二発が入っています。
練習として「ドンッドドンッド」といったサンバのリズム(通称サンバキック)をやってみると感じがつかめると思います。
まとめ
いろんなパターンが作れますが、肝心なのは16ビートのフィールをキープすることです。
ただ形だけ叩くのではなく、16分音符の裏を口ずさみながら楽しんで演奏してみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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